299の模型factory

299工場長のの模型制作のブログです バイク、車がメインでしたが戦車が始まってます・・・雑多になりそうですね。

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カテゴリ: > Tyrrell P34 1997 Monaco GP

ノスタルジックシリーズの第3弾です!・・・なんて、シリーズはないのですが言いたくなるわけです。少年時代に一度は作った・・・もしくは手にしたタイレル6輪。そしてタミヤのプラモデルでF1を知った方も多いのではないですか?(私もです)。まさにバイブルモデルとも言えるキット。P7110001
当時は日本グランプリの車体が全てブルーのキットですが・・・・色違いと新しいランナー付きで再販されたものです。
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車体。
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シャシーとカウル。シートとカウルは使いませんね。
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これが新しいランナー。シートとリアウイングの翼端板が形状違いではいってますね。
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しかし、これをCAD無しで作るのですから頭が下がります・・・
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フロント足回りですね。
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エンジン。当時はエンジンを組み立てる行為だけで舞い上がったものです(笑)。
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ドライバーですね。
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メッキパーツ。右が新規ランナーかな?
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タイヤなど。
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デカール。再販キットなのでデカールは綺麗です。

本当はトランスキットのベースにしたりアップグレードパーツを使ってそこそこ作りこもうかと持って購入したのですが、すでに世のなかにタイレル6輪のキット類が手に入りません(あまりにバカ高い金額ならわかりませんが・・・)。

仕方ないので少年時代のリベンジで素組です。きちんと塗ってあげれば見栄えのするキットです(たぶん・・・)。

このキット、元々は小学生でも作れるモーターライズキットでした。今のF1キットに比べると「ガッチリ」と「おもちゃ」ぽくなってます。良い意味で制作しやすいとも・・・。パーツ数も少なく良くまとめられています。丈夫に出来上がるようになった分精密さにはかけますが・・・

そんな事を思いながらのボディ制作です。
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大きなヒケにパテをゴッソリ盛っています。接着後にも・・
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ボディのステサフ後にペーパーを。フロント先端部など縁が甘いのですがエアインテークなど作り直しも無理なので、少し面を追い込んでいます。あと意外に厚みがあるせいか小さなヒケも多く全体に磨き込まないといけないです。
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意外に歪んでいます・・・
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サイドは平面にするのが大変・・
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ウイングステー。押しピン跡を埋めて平面に。
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翼端板の内側。押しピンを埋めます。見えないかなろも思ったのですが・・・
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ウイングはかなり段差が出ます。金やすりで思いっきり整えてから紙やすりで仕上げています。
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コクピットカウル。新規パーツですね。結構歪んでいました。
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塗装前にウイングは接着。乾くまで真鍮ブロックで押さえています。このブロック、町工場で垂直度0.01以内の精度で作った物。正直オーバースペック・・・

この後、サフ磨きを2度ほどやってブルーとホワイトを塗装しました・・・写真が無くなってしまいました。なんで?
ブルーはバルケッタのタイレルブルー、ホワイトは自作のグランプリホワイト。乾燥後にデカールをはりましょう。

さて、実車のはなし・・・
「カスタムビルド&レストア WATAHIKI」さんの代表様が実写を保有されているという話なのですが・・・実際には実写ではなく自作したタイレルP34なのですが・・・・。1976年の姿を再現し妙高ヒルクライムを疾走する姿がYouTubeでみられます。我々モデラーの夢を実車で実現するそのバイタリティと言うか「愛」を感じますね・・・

興味があるかたはご覧になってくださいませ。感動ですよ、あのP34が走る姿は。

カーモデル、特にレースカーの見どころの一つはデカール(と、思ってます)。P7140048
タミヤのデカールの貼りやすさ・・・今回は非常に優秀でした。
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コックピットカウルは前後固定して・・・P7140050
少々乾いてから切断。一気にテンションが上がります。なんか、もう、できた気分・・・・(笑)

乾燥待ちにエンジンの組み立てにいきましょう。
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使うパーツ。
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結構なパーティングラインです。
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指定色で塗って・・・組んで・・・コードは細い物に交換してます。
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FORD文字のはいったヘッド。コードを直接、差し込むだけでしたが流石に変な感じだったので、座を自作。なかなかそれっぽい。
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ブレーキディスク用のエアベントでしょうか・・・穴が塞がっていたので開口。思ったより大変でした・・
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足回りも組み立て。実車写真を見ながら塗り分けです。
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墨入れとドライブラシをしています。P8170036
マフラーをつけて、ザックリ完成です。

次回はシャシーとクリアー塗装の予定です。

さて、進めていきます。
シャシーはモーターライズの名残りで電池蓋があります
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埋めて・・・
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平にします。アルミ色に塗ってエンジンをつけます。
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ロールバーを挟み込んでエンジンをつけます。ネジ止なのでかなりしっかり付きます。この辺りは昔の設計とはいえとても良くできてますね。
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フロントの足回り。これはボディに接着です。
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ボディのほう。クリアーが乾いたあとマスキングしてコックピット周りをアルミ色に塗装。
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ボディ側に足回りを接着します。
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ラジエター。セミグロスブラックで塗装後ウェザリングします。メタル系のドライブラシだけです。
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シャシーとボディを接着します。
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ラジエターにも配管。キットのチューブではただの黒ではイマイチだったのでシルバーの網線に変えました。接合部には熱収縮チューブに変えてます。ホースバンドはフィニッシュシートの細切りを貼ってます。
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フロントもスタビライザーなどつけました。フロントカウルの先端もブラックで塗装。

だいぶ進みました。とても久しぶりに(数十年ぶり)にタイレルを制作していますが懐かしいです。モーターで動かしたくなりますね・・・。当時、カーモデルといえばモーターでした。ロボモデルも歩くし船もモーターで・・・稼働させてなんぼみたいな時代でしたね。

昭和モデルの代表みたいなキットです。

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