299の模型factory

299工場長のの模型制作のブログです バイク、車がメインでしたが戦車が始まってます・・・雑多になりそうですね。

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カテゴリ: > V,W, GOLF RACING Group2

リクエストというかご依頼いただいたので・・・始めます。

すでに40年ほど前になるでしょうか・・・このキットが世に出たのは・・・
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近年の再生産は2014年だったように記憶しています。これは最初期のもので小鹿タミヤ物です。
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スポーツカーシリーズのなんとNO.8です。今は367までありますから・・・タミヤの底力を感じます。一シリーズでこんなに続いているおどろきです・・・。自社開発でシリーズ化している物だとガンプラが世界一でしょうね・・・話がそれました・・・
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ボディです。なかなかパリッとした印象です。ゴルフ自体が直線的なデザインで最近の車には見られない形です。
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パーティングラインがとんでもないことになってます。磨きやすい所なので良しですけど・・
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なんとワイパーが一体型・・・。まぁ時代としては良しだったのでしょうね・・P7180010
モーターライズですが、なかなかしっかりしたディテールです(当時としては・・・)。
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エンジンの下部なんて塗り分けをしっかりすればかなり良く見えます。
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ドアの内張です。
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部品数が少ないですね・・・
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当時は「なんて細かいんだ!」とか驚愕してました・・・
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この頃のタミヤ模型はかなりの確率でドライバーが乗っていたようにおもいます。モーターで動くので乗車させないと、なんて思ったのでしょうか?・・
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よくみると・・・よくできてますよね・・
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メッキランナー。ホイールの塗り分けが面倒な感じです。
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なんと、ヘッドライトがクリアパーツではありません。P7180019
クリアパーツ。窓ガラスですね・・・・・しかし
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割れてました・・・どうしよう・・・・P7180021
デカール。昔のわりには綺麗です。ちょっとだけ黄ばんでますかね・・P7180024
説明書。
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塗り分けの解説。そう、今回のお題はこのカラーリング。黄色、オレンジ、赤のトリコロールの再現をお願いされています。あとは最低限のディテールアップ。

多くの方が購入し箱絵のゴルフを夢見て、説明書を見て諦めたとおもわれるトリコロール。少年時代に形にできなかった「リベンジ」です・・・・・ご依頼された方も同じ経験をされています。デカールが心配ですが・・・


まず、なによりボディから手をつけます。昔のキットなのでどこまで手を入れようか検討しながらになりそうです。
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磨く前にワイパーは削り取りました。流石に別で取り付けましょう。
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バンパーは塗装の都合、接着しておきます。そのバンパーのダクト口(左右の丸穴)にあった縁は別パーツにします。ラジエターの四角い穴も開口。ウインカーも一体だったので(ヘッドライトの下)削って穴を開けておきました。
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結構なヒケが多いです。ワイパーの部分も綺麗に仕上がりそう・・・P7180032
すでにステサフも2回目。ドアハンドルもカマボコだったので取っちゃいます。
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リアは大きなヒケとパーティングラインがすごかったのでロゴは削ってしまいます。
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フィエールキャップはレース仕様っぽくするため開口。裏から口を作って貼ります。ざっくりな感じですがひたすら磨きます・・・・
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このキット、表の塗装回数があまりに多いので、先に裏をブラックで塗装しておくことにしました。
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内側からマスキングをして内部に塗料が行かないようにして仕上げサフです。

このあと4色をマスキングしながら重ね、その間もクリアーで保護、デカールに仕上げクリアーと大雑把でも10層以上になりそうです。うまくいけばいいですが・・・

次回は塗装です・・・多分。

いよいよ一番、面倒やりがいのあるパートに入っていきます。

このキットの最大の難所であるマスキングありの塗装。少年時代はこれに泣かされ、結局「黄色のゴルフ」になってしまった悲しい記憶です。
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ベースになる白は・・・問題なく終わりました。自作グランプリホワイトで塗装。その後、修正があるかも・・・クリアーを一回吹いています。マスキングをしてイエローを。ガイアカラーのサンシャインイエロー。少しだけ白を入れています。普段はマスキングテープなどは生乾きの時に剥がしていきますが今回はそのまま3色塗り切っていきます・・・・P7200017
次のマスキングとオレンジ。オレンジはサンシャインイエローに最後に塗るフィニッシャーのリッチレッドを混ぜて作りました。同系色の場合なるべく色同士が馴染むといいなぁと・・・。このあとも軽くクリアーを吹きます。
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最後のマスキングとレッド。ここまでで4日ほどかけました。乾燥機をつかってある程度駆け足で塗装しましたが・・・あとは剥がしてからのお楽しみです・・・・
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・・・・なんだか良いんじゃないでしょうか・・・
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かるくヤスリをかけてクリアーを吹きます。

しっかり乾燥させてデカール進みましょう。P7180022
デカールですが黄ばみが紫外線で取れるそうなので、3Dプリンターの2次硬化に使う装置を使ってみました。うまくいくんかい・・・・気休めです。この後リキッドデカールフィルムでコーテイングしておきましょう。

次回はデカールか自作パーツか・・・そのような感じです。無事に塗装が終わって安心してます・・・

デカールを貼っていきます。古いせいもあってコーティングしました。タミヤで新しいものを購入した方が良かったかもしれません・・・・
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47番で制作してます。
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特別、問題なく貼れました。・・・・ただ・・・・
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スケスケです・・・・。デカールの重ね張りか自作するか・・・なのですがこのままで良しというので今回は、このままいきます。乾燥させてクリアーへ・・・

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自作パーツ類です。ホイール。2ピース化してナットも別。
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別にしたナットです。
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ワイパー。さすがに作り直しました。
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左からフィエールキャップ。フロントバンパーのダクト口。リアのロゴ二種。ドアハンドル。細かいですがこれでだいぶリアル感がでるでしょう。
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こんなものも作りました。ヘッドライトです。写真はレンズ部分。クリアレジンでこのくらいは作れました。
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2パーツにしてます。メッキパーツより、だいぶよくなりました。
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これもクリアレジン。ウインカーです。一応、自作物はここまでです。ボデイが出来上がったら接着するだけですね。

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ホイールの下地です。セミグロスのブラック。全体に塗ってます。
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外側はアルミシルバー。内側は金青(正式な塗料名称が分からない色なんですよね。中古で大量に塗料を頂いた中に入っていました)。わりと渋い感じの色でお気に入りなんですが・・・
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ナットも装着。ちなみにゴムタイヤは白化があったので軽く磨いてフラットブラックを吹きました。そうやって考えると長期にわたって保管したい時はゴムよりレジンやABS樹脂の方が良いのかもしれませんね・・・。

クリアーを吹けばしばらく磨くだけです。今回はウレタンクリアーなので磨きの時間もかかりそうですね。

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