299の模型factory

299工場長のの模型制作のブログです バイク、車がメインでしたが戦車が始まってます・・・雑多になりそうですね。

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カテゴリ:バイク > ホンダ DREAM CB750 Four '69 K0

今回から制作するのはアオシマのDREAM CB750 Four '69です
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これです。もはや750といったら真っ先に頭に思い描くのはこのマシンと言っても良いくらいな伝説バイクですね。
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箱の解説です。「伝説」なんてキーワード久しぶりに見ました。大柄と書いてる通り乾燥重量でなんと200キロオーバーという重量級。転けよう物なら起こせないバイクナンバーワンでした。ワイルドセブンの飛場ちゃんの愛車だったり750ライダーの主人公マシン(ただしK2だったようですが)と話題の絶えないマシンでした。
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カラーパーツ。白でもいいのでは?。バイク模型で塗装なしとはいかないともうのですが??
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もうツヤツヤです。
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メッキパーツ。ホイールですね。スポークの立体感のため4枚重ねにしてます。これはこれで新たな試みですね。「太さ」さえ気にならないなら「あり」です。とてもよくできてる。
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メッキパーツ2。マフラーです。耐熱カバーが一体化なのが惜しまれます。しかもデカールで網を再現って・・・惜しまれます
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結構な箇所でアンダーゲートを採用。いっそ全部アンダーゲートでいい気がします。
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メッキパーツ3。エンジンやフロントなど・・・細かい・・が第一印象です。
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こんなパーツがあり。タンクのサイドエンブレムですね。嬉しいですよね。いままでなら一体型にしてます。
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そしてこれも。サイドカバーのエンブレム。もう、最高なパーツ割です。
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フレームなどなど。
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これも黒パーツ。
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できあがったら見えないところでもこのディテールです。P7030043
グレーランナー1。もう驚愕ですよ。エンジンのフィンを積層で再現って。しかも4つの穴・・・ピストンもパーツにあるんじゃね?とか思いました・・・
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グレーランナー2。
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?ギア??。接着したら見えないどころじゃ無いですよ。しかもこの再現度。
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ここもです。ある意味、異常(良い意味ですよ)な仕上がりです。P7030047
シートとカラーランナー。地味に嬉しいカラーランナー。最近はクリアーが多い中、英断ですよ。シートも今時は軟質素材だったりするのですが「ちゃんと」プラパーツでした。最近の軟質素材って何おいみがあるのか・・・どうせ軟質なら「フィギュアを乗せたら凹みます」くらいの軟質にして欲しいです。
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クリアーパーツ。なかなかの透明度と薄さです。なんか箱?もついてますがなんでしょう?
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本当によくできてる。どうしたんでしょうか?アオシマさん。合体シリーズアトランジャーなイメージが強かったのに・・・・
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タイヤなど。チューブは相変わらず太いです・・・
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タイヤの再現度。すごいです・・・・・もう何が開発を駆り立てたかわかりません。
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デカールとシルバーシール。ボディ色(設定で3色)に合わせてデカールも付属。ただナンバーの種類が少々少ないです・・・。ナンバープレートメーカー(アオシマ公式HPにあり)で作れば良いってことですかね?
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説明書。なんと20ページ。アオシマバイクモデルで最多ではないでしょうか?

なんともランナーを見るだけで「異常」な思い入れを感じてしまいます(笑)。アオシマさんも100周年を迎えいろいろ企画して入れようで楽しみですが・・・・。改めてアオシマさん、気合いのはいった750をありがとうございます。

今回もスポークの張り替えとメッキ塗装、チェーン自作は行おうと思ってます。せっかくのCB750の決定版とも言えるキットを楽しみましょう。

まず手始めにタンクなどの色物からいきます。
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これがパーツ。サイドカバーのスリットはなんと開口してあります。エアクリーナーカバーも嘘みたいなディテール・・・テンションあがります・・・
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今回つくるのはキャンディゴールド。ドリーム750といえばこの色でしょと思っているので・・・。指定はカッパーにクリアーイエローとクリアーオレンジを混ぜろろありました。試しに作ってみましたが・・・なんかイメージと違う。そこでカッパーを塗ってクリアーイエローでコーティングしてみました。写真右がクレオスの「カッパー」にクリアーイエロー+クリアーオレンジ(少々)。うーんなんか黄色すぎな感じです。そこでいろいろ塗料棚を探してみたらメタルカラーNo.215カッパーがありました。ノーマルカラーよりもっと銅色してるカラーです。それをつかったのが左側。そうそう、こんな色じゃないか・・・・決定です。
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タンクだけはモナカなので接着。磨いて合わせ目を消します。ここは流石に目立つので・・・頑張りました・・
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これがメタルカラーのカッパー。エアブラシで吹きつけて磨くと金属感がでる塗料です。これ、300円(定価)もするらしいです。購入した時はそんなにしなかったような・・・いったい何時だったかも定かじゃ無いですが・・・
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はい、カッパーです。おぉ、意外に銅のようになってますね。粒子も細かいし・・・少しだけ磨きます。
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コーティングはクリアーイエローにほんの少しクリアーオレンジを。あまり厚塗りになるとよろしく無いですが、イメージ的に3回は重ねたいです。その昔はどうしたらこんなカラーになるんだろうと思ってました。

しっかり乾燥させてデカールを貼っていきます。乾燥待ちのあいだにエンジン制作を説明書どおりに進める予定です。

エンジンの組み立てがつづきます。

シルバーで塗装指示のあるパーツは組み終わりました。メッキパーツやキャブレターにいきましょう
メッキパーツは漂白剤につければ、あっという間に消えます。薄い?のか知りませんがタミヤや海外メーカーは30分くらいかかったりします。
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これはマフラーの接着部分のパーツです。メッキを剥がした後、シンナーにつけておくとクリアー層が溶け出します。かなり厚いので時間がかかりますが、あまり付け込むとシンナーでパーツが侵されます。つきっきりで筆でこすり落としたり・・・ちょっとだけ気を使います。
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エンジンにつかうメッキパーツ。
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マフラーの接着部分と上部につくカバーだけボルトを置き換えます。ちょっとディテールが甘い?気がした事とマフラーのあたりは目立つので・・・
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多少磨いたあと(1000番です)グロスブラック→クリアーを。あまり厚くなるとせっかくクリアー層を釣った意味がないので気をつけます。
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こんな感じです。
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メッキ塗装後。ボルトも埋めました。スタジオ27さんのボルトを使用。やっぱり金属感があると絞まります
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これもナット頭を埋めました。
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今回のメッキ塗装はスパッツスティックのクローム。少し渋い感じでいけるといいかと・・・
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エンジンはタミヤのシルバーで。渋めのカラーをチョイス。
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メッキパーツも、そのままよりシャープになってます。

キャブレターです
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これですよ・・・キャブの刻印文字まで再現・・・やりすぎです。
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このパーツ数・・・・なんとも・・・・
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エンジンへつながるチューブ。フラットブラック指定ですがややグレーに振ってます。ゴムって少し白っぽいですよね・・・。ホースバンドはフィニッシュシートで。
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エアフィルターカバー。車体色です。この見えそうでないパーツで3パーツです(上部の黒いパーツ以外です)
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組み上がり。キャブ本体はフラットアルミ。キャブの上部のキャップは別パーツなので少しだけチタンゴールドを混ぜてます。
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下から。キャブ下部のカマボコも別パーツで実車を見ると少し暗い感じ。グレーを足してます。フィルターカバー下部にナットが再現・・・絶対見えないでしょ?
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各チューブはキットの物を短く切断。座になるようにつかいタミヤ0.6mmの線に交換しています。P7100039
一応エンジンが終わりました。

次回からタイヤ周りに進みます。ワイヤーの張り替え前提なので・・・ホイールは一から自作予定です


3Dプリンターでチェーン、スプロケなどとホイールを制作します。

もちろん3Dプリンターで出力するにはデータがないといけません。案外こちらの方が時間がかかったりします。また、出力用にアレンジが必要だったり、実車ではなく模型に合わせることも必要です。P7140055
キットのチェーンです。旧車のためかチェーンの「たるみ」が大きめにしているようです。
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とうぜんチェーンは抜けていませんから再現したいわけです。チェーンの幅は約1.2mm(両端のリベット込みで1.4mmくらい)ですが・・・これでは少々細すぎます。プリンターで作る時の「厚み」は0.3か0.25mmは欲しいところです。スプロケットも嵌めますから1.7mmが限界かなと思います。チェーンカバーさえ余裕を持たせれば大丈夫と思われます。
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CADの画面です。スプロケットの軸間→スプロケットのピッチ円サイズの設定→ギア数からモジュールを決定(この時二つのスプロケットのピッチを同じ距離に調整)。この調整はタイヤ側優先で決定していきます。と言うのもタイヤ側は見えますがエンジン側は、ほぼ見えません。今回は1.41mm(約)で設定しています。チェーンの上下になる円弧サイズも1.41mmの倍数の距離になるようにします。面倒そうですが使用しているCADは円弧距離も測れる(もしくは設定)できるので楽ちんです。この時、最終的にチェーンのピッチ数が偶数になるようにします。
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作図して厚みをつけて・・・チェーンの形ができました。
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エッチングでつくればもう少し薄くできそうですが・・・実際には金属板の厚みは0.2から0.3ほどあるので劇的に薄くなるわけではありません。P7140060
最終的に出力時の足になる部分まで作っておきます。
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完成したのがこれ。スプロケも厚みや軸のサイズなどはキットを参考に。ディテールは実車から。その辺のアレンジができるのも自作ならではですね・・

ホイールも設計こそ大変でしたが一応完成しています。
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こんな感じです。
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こっちがホール組み立て用の治具です。ホイール用に真鍮パイプと線を切り出さないといけません。実は設計の次に手間がかかるのがこれ。72本ずつ切り出して先端を整えて・・・

面倒・・・

次回はホイールの組み立て・・・塗装までいけるかな・・・しかし、今回の写真は地味ですね・・・

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