299の模型factory

299工場長のの模型制作のブログです バイク、車がメインでしたが戦車が始まってます・・・雑多になりそうですね。

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カテゴリ:バイク > 本郷猛のバイク SUZUKI GT380

ランチアのデカールがくるまで・・・何か作ってようと思います。
で、前々からやりたいことがあったので旧車を作ろうと思います
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これです。「仮面ライダー本郷猛のバイク」です。一応ですがこれが正規の商品名でどこにも「スズキ」とか「GT380」とか表記がありません。あ、SUZUKIのライセンス表記だけありますね・・・
しかし、思い切った商品名です・・・
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ランナーを見ていきます。Aパーツ。
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シートの裏です。細かい・・・旧車とはいえキットは2018年発売ですから「新しい」キットです。
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こんなところでスライド型を使ってます。意外に豪華です。
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Bパーツ。
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フロントホイールの中の部分。細かいこだわりが見えますね。
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ディテールもなかなか細かいです。
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メッキのCパーツ。旧車っぽいですね。メッキでキラキラしている感じは時代を感じます。
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ともかく・・・太い・・・スポークが太い。プラスチックなんでしかたないですが・・・P6150011
D,Jパーツ。右部分のランナーはこのキット専用。
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クリアパーツ。ものすごく綺麗なクリアパーツです。
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メイドインジャパンの脅威です・・・
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ウレタンケーブルとビス。ケーブルって説明書にも書いてありますが「チューブ」ですね・・・
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タイヤ。
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ちゃんと溝も当時の形になってます。ハセガワさん・・・偉いですよ。本気でP6150019
デカールです。
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自賠責と車検表までついてます・・・P6150021
ナンバー用の数字などなど・・・・地域のチョイスがすごい(なにか意味があってなんでしょうか?)。「すさんはち」ってどこ?
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しかも、細かい・・読めちゃいます。ちなみに24の丸数字は直径で約3mm。P6150025
説明書。
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冒頭はこれですよ。改造人間の苦悩や本郷猛のプロフィールですよ。やりますね・・・ハセガワ・・・
でも細かい下の解説文はGT380のままでした。なんと、ここで初めてGT380だったことが判明します。
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ペラの方の裏面。デカールや色指定があります。
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あと最近のキットにはデカールの貼り方が・・・前からこれはあったのですが動画のORコードが付いてました。サービスいいな・・・・

まさか50年前の旧車を2018年キットで作る日が来るとは思いませんでした。まぁシンなんてのも作られていますが、やはり「旧」でよろしいと思っています。

制作開始です。

旧車といえば・・・そう、ホイールです。
いぜんからなんとか「それなりに簡単に」ワイヤーホイルーができないかと思っていました。実は本職の設計でも企画はした物の日の目は見ませんでした。・・・が、今や3Dプリンターのおかげでワンオフや少量生産しほうだいです。

で、

今回はフロントタイヤを作ってみました。CADで制作→3Dプリンターで出力です。
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はい、右はホイールの外径。真ん中は軸になるところ。そして左がジグです。
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こんな感じで使います。ピンがあるので外径も軸部も位置が決まってます・・・・
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外径は外してもう一個の治具に・・・これで何をするかというと・・・
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リムを差し込んで位置決めをするための物です・・・なんとなくわかります?
外径にはすでにリム径の穴があいていて、差し込んでジグに当てるだけで位置がキマるという優れものです。真鍮管を適当な長さに切っておけば良いのでサクサク進みます。P6180003
こんな感じです。一箇所はジグのピン位置のため最後につける予定。リムの向きがいろいろ向いていますがこれも設計通りです。ちなみに真鍮菅は外径0.8内径0.4の物を使用しています。
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そしてスポークは0.3mmの真鍮線。適当な長さで切って先端を1mmほど曲げておきます。
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初めのジグにいれて0.3mmの真鍮線でスポークを張ります。リムに内側から差し込んで軸部の穴に差し込みます。写真は片面が終わったところ。P6180001 2
CADの軸部分。スポークを引っ掛ける穴にはガイドになる溝がついています。これでスポークの向きや裏表の失敗がありません。
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反対側もあっというまです。リムをつけてスポーク貼りで30分程度で終わってしまいました。リムのバリ取りの方が2時間以上かかってました・・・・
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すこしアップしました。リムも綺麗に収まってます。
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タイヤなんかつけて見ました・・・・なかなか美しいじゃないですか。いまじゃスポークなんかみませんからね・・・ノスタルジーでしょ?
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ディスクも綺麗にはまってます。


このバイクを手に入れた時からホイールをなんとかしたいと思っていました。しかも、「誰がやっても美しいスポーク貼り」が目標です。うまくいって嬉しい限りです。リアホールもこの調子で行くといいですねぇ。

次回はリアホイールにいきましょう。

前輪に引き続き後輪に行きます。

ホイール制作
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治具が2個にホイールの内外パーツ。
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治具にはめて、リムを差し込みます。
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ホイールの外側パーツ。クリアーレジンで作って見ました。穴の向きが色々なのがわかります。この向きをきちんと設計することで見栄え良く、しかも簡単にできます。P6200007
リムを接着できたらスポークを張っていきます。表面の内径を裏から引っ掛ける物を先に。P6200008
そして上から差し込む方も。穴の向きが決まっているし内径パーツには溝が付いているのであっという間に終わります。
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反対側もジグに嵌めて・・・。
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拡大したところ。
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はみ出したピンをヤスリで整えて・・・
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はい、無事に後輪も終わりました。
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せっかくなので塗装もしましょう。メッキっぽく塗装するのでプライマーのあとグロスブラックを塗りました。せっかく細く作ったリムが太っては台無しなので薄く・・・薄く塗ります。
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使ったのはこれ。アルクラッドのベースブラック。この塗料は元々厚めに仕上がる感じがあるので少しだけ専用溶剤で薄めて吹きました。P6200016
そしてメッキ塗装ですが、今回はこれを使用します。メッキ塗料のなかでも塗膜が強いほうです。組み立てで手に持ったりすることが多いのでバイク模型にはおすすめではないでしょうか・・
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1回目。低圧で軽くフワッと吹くと良い感じになっていきます。
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2回目。だいぶシルバーになってきました・・・写真じゃわかりにくいですね・・・
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3回拭きました。タイヤをはめて・・・あ、きちんとはまっていません。が、完成です。

ホイールが出来上がってテンションも上がります。これで安心して本体の製作に入れますね。これがやりたいために作るので、ここで失敗してたら先行きが・・・・
よかった、良かった・・・

次回は、バイクといえば・・・これもチャレンジしたいでしょ?・・何?

本郷猛のバイクはオリジナルなカラーを使用します
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まずはライトブルーメタリック。これは・・・GT380の設定カラーですね・・・
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左からインディブルー55%、GXメタルブルーが40%、スカイブルーが5%。作るのが多い場合は「量」で測るのですが少量の場合スケールで・・・「重さ」で配合します。
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混ぜた物です。なんか思ったよりメタルっぽくないですね・・・
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もう一つのオリジナルカラー。カウルやタンクの色です。ホワイトFS17875米海軍機標準色に黄橙色を少々。ともかく、なんでこのホワイトでしょうか?・・・わざわざ買ってきましたよ・・・
メーカーの指定した色も指定通りに作ってみるようにしています。あとは塗ってみて調整しましょう・・
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カウルはピンを削り穴を開けておきます
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タンクはモナカなのでパテを埋めておきます。
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サイドカバーは網があります。せっかくなので穴をあけて・・あとで網をありましょう。
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磨いて→サフ→仕上げ磨き。意外に小さなヒケがあります。
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サイクロンカラーでぬります。乾燥後タンクだけデカールです。
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デカールを貼って→砂吹きをします。
次はメタリックブルーのほうです
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ここは仕上げないといけませんねぇ・・・
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ついでに肉抜きや押しピンあとにもパテを埋めておきます
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なかなか良い色です。
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クリアーも吹いておきます。

次回はもう少し試したいことがあります・・・ので、そのへんを進めましょう

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