299の模型factory

299工場長のの模型制作のブログです バイク、車がメインでしたが戦車が始まってます・・・雑多になりそうですね。

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カテゴリ:バイク > ヤマハYZR500 OW98 1988 WGP500 Champion

発売されて結構立ちます
ローソンヤマハで有名なこのキット。1988年WGP500での優勝車ですね。スイングアームが「への字」に曲がり、そのおかげで下回りのチャンバーが無理なく装備。そのおかげで出力アップ。その後のマシンがこのへの字をだいぶ取り入れました。あ、この「への字」バンク角も以前よりとれます。
レーサーズの記事ではエディローソンが生涯乗ったマシンの中で1番のお気に入りだったそうです。
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キットです。初めて見た時、目を疑いました。「マルボロがない!」 衝撃でしたね・・・四角いレッドですよ・・
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これ。なんだこれ?。
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デカールもこれです。で、良く見ると真ん中に黒い点が・・ここからV字に切ればマルボロマークの出来上がりなんですって・・。すごいなハセガワ、発想がすごい。
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カウル。ガンダムカウルで有名なカウル。けっこう、うねってます。
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サイドカウルやシートカウル
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ホイール、ラジエターなどなど。
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ハセガワってディテールが細かいところはめっちゃ細かいんですが・・手抜きか?みたいなのがたまにありますよね。これ、リアスタンのタイヤです。これはないでしょ・・・
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そのくせこれです。細かい・・・ランナーからのゲートよりパーツの方が細いし・・切るのが怖い___
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マフラー。
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ブレーキディスクなど足回り?
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フレームとスイングアームなど。
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フロントフォークが2種類はいってました。前期後期で再現できるとのこと。
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タイヤ。
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透明パーツにパイプ、スプリングなどなど

まぁ印象なんですけども・・ハセガワのキットって「そこは手抜きか?」みたいなところがありますよね。あと、やたら細かいわりに接着面が隙間だらけだったり・・・ダボがありえないくらいピッタリなところと驚くほどガバガバだったり・・・いつも驚かせてくれます。
あと、モデラー界隈では「作りにくいバイクTOP5」には入りそうなことを聞きます。どうも、カウル周りに問題が多そうです。はめたら外せないとか、諦めてヌードで飾るとか。基本バイクは「カウルを取り外しできる」ものとして作っていますのでそのつもりだったんですが・・

見た限りディテールアップパーツに頼らなくてもそこそこいける気がしています。まぁチェーンだけでも置き換えますか・・

さて、時間をかけていこうかと思います。

カウルからいきます
とは言ってもカウルをまずそこそこ仕上げて、フレームへ。内部を作ってみて(作りながら)カウルのあわせを。カウルの調整が終わってから本塗装かなぁ・・・などと考えてます
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フロントカウル。パーティングラインが結構はいっています。スライドを3方向に使用してディテールを頑張ったかんじですよね。ピンは置き換えかなぁ。
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アンダーカウル。ラジエター吸気口を合わせ目消しがひつようですね・・。内側がやりにくそう。結構な段差と隙間です。
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サイドカウル。ラジエター吸気口はパテ埋めで滑らかにしないといけないです。なんでこんなところに押しピンあとがあるんでしょう。目立ちます・
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接着剤を乾かしている間フロントのパーティングライン消し。光を当てながら滑らかになるように全体をやすっていきます。
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フロントフォークの間にはいるベロ。うすうすにします。
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タンク。珍しく裏蓋が別のパーツ。色分けが楽そうです。
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シート。接着のびみょうな加減で仕上げの難易度の変わる分割です。斜めの凹みが3箇所ある上部の位置があんがい決めにくいです。どの方向にでも斜めに接着できそうな状態で段差があまりにガタがあります。適当につけると三箇所の凹みが真っ直ぐに見えなかったり、最悪小さい段差は非常に浅くなってしまします。(いっかい接着し直しました・・・)
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接着面の仕上げ。ポリパテで埋めましたがステサフ時にラッカーパテか瞬間接着剤でもう一回埋めるでしょう。まぁ大きなところが埋まればよしです。
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タンクもやっておきました
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フロントカウル。フレームからのステーの接合部分。歪みがあるのかステーの幅とカウルの幅は合いません。キャノピーをつけるとやや内側に言ってくれるもののそれでも保持はできませんので接着という選択が妥当になっちゃいます
今回は「脱着」目標なのでカウル側に真鍮パイプを仕込んでステーとの幅が足りない分を補完しながら挟み込みます。
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で、ステーは下の土台といっかい切断。土台はフレームに接着して合わせ目消し。中央の細いステーは真鍮線に置き換え、内側にあるボルトはウェーブのプラ製ですが「角ボルト」に置き換え。カウルへ伸びる曲がったステーの基部はパイプなので0.7mmの穴を開けてぽくしました。
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フロント、サイドカウルの合わせ。これがなかなか面倒なことになってます。
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フロントとサイドのところにとんでもない隙間があります。
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本当はダボがあってむりやり押し込むとこの隙間はなくなります。ただしその分歪みは他に影響して(たぶんですけど)すっきり合いません。
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で、サイドとアンダーカウルの合いも・・悪くないんですが内側に広い隙間ができます。これは寸法的に「見え難いところだからいいか」的な感じに見えます。

カウル関係はここで一回終了。あとの調整はフレームやラジエターとの位置をみながら行いたいと思います。

次回はフレームにいきます。

フレームにいきます
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裏埋めが少ない分助かりますよね
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とは言ってもありますけど。ポリパテで。
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裏埋めが終われば左右を接着。説明書ではリアサスの一部とエンジンは後ハメができます。
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カウルとのピンとラジエター。ラジエターとの接続ステーはなんとも面白い形状でした。細くそれっぽく削りました。折れそうです・・
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右側。
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ラジエターも左右にゴム?か何かの四角い部分も削り落としました。モナカなので合わせ目を消します。フレームの溶接あとをつける時ラジエターにもつけましょうか・・

カウルも装着してみましたが今のところ綺麗に脱着できそうでした。カウルの裏は・・多少削って薄々にしましたがカウルとカウルの接合の方が塗装の影響が出そうです。ウレタンクリアーなどでどうしても厚くなりそうなので、そこをどうするか・・問題です

スイングフレーム製作とフレーム仕上げ、塗装にいきましょう

カウルとの合わせが終わったので溶接痕をつくります
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細切りのプラ板で写真を見ながらくっつけます。
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サスのボルトは「モナカ」です。仕上げが大変なのですっぱり切り落とし3Dプリンターで作った物と置き換えました。
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前方のタンクとの間のゴムも金型の問題でしょうがオミットされているのでこれも3Dプリンターで作りました
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部品が切り離された後ですが3Dプリンターの出力物です。
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同じ色で塗装するのでスイングアームも作ります。二箇所穴を開けた部分の四角い飛び出しはチェーンのとの保護のためのプラ板です。塗装で表現しにくいので削ってしまいあとからつけましょう。
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リアタイヤの調整用の・・なにか。(なんて言うんでしょう?)左のように肉が詰まってます。右のように小彫刻刀で掘りました。
今回、グレードアップパーツもないのでなるべくプラを削って形にしたいと思っています。
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リアフェンダーの止めている板も仕上げがしにくかったのであとからプラ板で作りました。ナットはウェーブの角ナット。
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黒サフ。
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タミヤのシルバー。
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リアフェンダー。縁はだいぶ薄くしました。抜きの関係でナット類がななめに生えているのでウェーブ角ナットに置き換えました。
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プラパーツとはいえナットの置き換えだけでグッと引き締まります。
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ゴム部分はタミヤ・ラバーブラック。濃いめの部分はメタリックグレーに黒を少々。シートカウルの当てゴムはオミットされているのでモデルガレージヒロの合皮スェード調シート(ノリ付き)を細く切ってくっつけました。白の帯(まぁ実車はタイラップでしょう)はハセガワのフィニッシュシートの細切りです。
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エナメル黒で墨入れ。あとに細かいところを塗りました。ナットの頭は初めてガイアのエナメル「ピンポイントシルバー」を使ってみました。
なかなか発色も良いです。「発色」というより「反射」という方がいいでしょうか?同じシルバーのなかで使っても別パーツっぽく仕上がります。
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スイングアームも塗装手順はフレームとおなじです。
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組んでみて見えなさそうなところは作りませんでした。
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これ、ルーターでプラ棒を回して作りましたが・・
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ラジエターの温度センサーの基部です。もちろんキットにもともとついているんですが・・
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写真の通りラジエターの写真で左上。まっすぐ上にでています。実車は斜め前にでています。それで作り直しています。
他、手を入れたのは溶接痕の追加だけです。塗装は黒サフ→フラットアルミ。墨入れはしませんでした。黒サフを塗ったあとのフラットアルミを正面から吹かずに「斜め」でそうっとのせていき、網目の奥の黒を残すようにします。墨入れだと黒がキツくなるので最近はこの方法を使うようにしています。

次回、エンジンへいきます

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